東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
この記事では節税の方法を4つご紹介します。
節税の方法
節税対策は主に所得税や法人税など、所得(もうけ)に対して課される税目で行われます。節税の方法は大きく分けると、以下の4つになります。
- 税率を下げる
- 益金を減らす、または、遅らせる
- 損金を増やす、または、早める(これにはいろいろな方法があります)
- 税額を直接減らす
①税率を下げる
資本金の決定、法人成り(役員報酬の利用)、分社化などの方法があります。
②益金を減らす、または、遅らせる
決算期を変更する、売上計上基準を見直すなどの方法があります。
③損金を増やす、または、早める
これが節税のメインの方法になります。ここでは書ききれませんので、考え方を示した図を掲載しました。
④税額を直接減らす
中小企業向け所得拡大促進税制など、税務上の特別措置(税額控除)の利用などがあげられます。
それぞれの項目を詳しく書いてしまうと、それだけでかなりのページ数が必要になってしまいますので、今回は概要だけ記載しました。詳しいことは会計事務所の方などに確認してみてください。
節税テクニックよりも大事なこと
実は節税を効果的に実施するためにはさらに大事なことがあります。これをしないと、間違った節税策になってしまいます。節税よりも大事なこととは次の5つです。
- 月次損益の把握
どれくらい儲かっているのかを適時に把握することです - 決算予測・決算見込みの把握
決算でいくら利益が残るのかを把握することです - 見込み税額の把握
税金がいくらになるかを把握することです - 納税予定の把握
いついくらの税金を払うのかを知っておくことです - 役員報酬シミュレーションの実施
役員報酬はいくらが適正なのか戦略を立てておくことです
これらが一つでも欠けてしまうと正しい節税ができません。
実際には節税テクニックよりもはるかに重要度が高いです。
次回は、消費税についてです。
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