東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
前回は、「若いうちはお金に投資するよりも 自分への投資を優先する」page>> お話をしました。自分の強みを見つけ、人の役に立てることは何か?を考えるきっかけになれば幸いです。
あなたは、何のために起業するのでしょうか?
あなたにとって起業とはどのような意味がある?
あなたの天命や使命は何?
自分にしかできないことがある?
自分が役立てる人が想像できる?
このようなことがぼんやりとでもみえてきたら、起業を実行にうつす時かもしれません。
あなたの理想・夢・目標・ありたい姿を想像してみてください
あなたが現在いるところから、その夢・目標・ありたい姿へ到達するためのギャップを埋める手段として「起業・事業」というものがあるのです。(図2-1)
起業の形態
「起業」というと、どのようにお考えでしょうか?会社に勤めて給料をもらう従業員ではなく、自分で事業を起こすことだと思われている方が多いと思います。
起業のパターンをもう少し分けて考えると、
- 一人で起業する
- 仲間と起業する
- すべて他人に任せて起業する
この3種類になります。
『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)の著者ロバート・キヨサキ氏が提唱した、収入の得方を4つに分類した「キャッシュフロー・クワドラント」(図2-2)で、それぞれの起業についてみていきましょう。
1)1人で起業する
「従業員(E)」から「個人事業主・一人会社(S)」に移る形態です。
例)
・個人事業主または一人会社で事業を経営する
2)仲間と起業する
自分の得意分野で「プレイヤー(S)」や「経営者(B)」になり、仲間と一緒に事業をする形態です。
例)
・個人事業主または一人会社として、仲間を雇用したり、仲間に仕事を外注して事業を経営する
・共同出資*で会社を設立して、自分が経営者になったり、プレイヤーとして事業を経営する
*共同出資とは、複数の個人や会社が資金を出すこと
3)すべて他人に任せて起業する
完全に経営者(B)になる形態です。
例)
・個人事業主または会社で、従業員を雇用したり、仕事を外注して事業を経営する
この「キャッシュフロー・クワドラント」から考えると、起業するとは、会社員として働き、労働時間とお金を引き換えにもらう給料制の「従業員(E)」から、
- プレイヤーとして働き、儲かった分だけ稼ぐ「個人事業主・一人会社(S)」や
- 自分が直接働かなくても収入を得る仕組みを作る「経営者(B)」
として事業を経営できるように目指すことと言えます。
あなたがイメージしている起業は、どのような形態ですか?
次回は、マネジメントの父と呼ばれているピーター・ドラッカー氏の言葉をもとに「事業(ビジネス)とは何か?」を考えたいと思います。
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