会社設立オンライン相談

ASHITA Tax and Accounting Office

何のために起業するのか?

約3分

東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。

前回は、「若いうちはお金に投資するよりも 自分への投資を優先する」page>> お話をしました。自分の強みを見つけ、人の役に立てることは何か?を考えるきっかけになれば幸いです。

あなたは、何のために起業するのでしょうか?

あなたにとって起業とはどのような意味がある?

あなたの天命や使命は何?

自分にしかできないことがある?

自分が役立てる人が想像できる?

このようなことがぼんやりとでもみえてきたら、起業を実行にうつす時かもしれません。

あなたの理想・夢・目標・ありたい姿を想像してみてください

あなたが現在いるところから、その夢・目標・ありたい姿へ到達するためのギャップを埋める手段として「起業・事業」というものがあるのです。(図2-1)

起業の形態

「起業」というと、どのようにお考えでしょうか?会社に勤めて給料をもらう従業員ではなく、自分で事業を起こすことだと思われている方が多いと思います。

起業のパターンをもう少し分けて考えると、

  1. 一人で起業する
  2. 仲間と起業する
  3. すべて他人に任せて起業する

この3種類になります。

『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)の著者ロバート・キヨサキ氏が提唱した、収入の得方を4つに分類した「キャッシュフロー・クワドラント」(図2-2)で、それぞれの起業についてみていきましょう。

1)1人で起業する

「従業員(E)」から「個人事業主・一人会社(S)」に移る形態です。

例)
・個人事業主または一人会社で事業を経営する

2)仲間と起業する

自分の得意分野で「プレイヤー(S)」や「経営者(B)」になり、仲間と一緒に事業をする形態です。

例)
・個人事業主または一人会社として、仲間を雇用したり、仲間に仕事を外注して事業を経営する
・共同出資*で会社を設立して、自分が経営者になったり、プレイヤーとして事業を経営する

*共同出資とは、複数の個人や会社が資金を出すこと

3)すべて他人に任せて起業する

完全に経営者(B)になる形態です。

例)
・個人事業主または会社で、従業員を雇用したり、仕事を外注して事業を経営する

この「キャッシュフロー・クワドラント」から考えると、起業するとは、会社員として働き、労働時間とお金を引き換えにもらう給料制の「従業員(E)」から、

  • プレイヤーとして働き、儲かった分だけ稼ぐ「個人事業主・一人会社(S)」や
  • 自分が直接働かなくても収入を得る仕組みを作る「経営者(B)」

として事業を経営できるように目指すことと言えます。

あなたがイメージしている起業は、どのような形態ですか?

次回は、マネジメントの父と呼ばれているピーター・ドラッカー氏の言葉をもとに「事業(ビジネス)とは何か?」を考えたいと思います。

この記事を書いた人

白根 悠皓
しらねゆうや/神奈川県小田原市出身。東京都台東区の上野・御徒町で育つ。東京大学工学部 都市工学科 都市計画コース卒業。卒業後は東京海上火災保険にて、企業保険の営業と企業商品開発部門での業務に従事。その後、KPMGグループの監査部門、あずさ監査法人にて上場企業の監査や株式公開支援、内部統制構築アドバイスなどを実施。

あしたの会計事務所立ち上げ後、上場企業や成功している企業のノウハウを中小企業に役立てることを使命として、幅広い顧客を対象に業務指導等を行うと同時に、クラウド会計ソフトをはじめとしたITツールの導入等を通じて、個人事業主や小規模企業の決算業務効率化に注力している。

『公認会計士・税理士・経営支援責任者・売上UPコンサル税理士』 会計・税務・財務・コンサル・コーチングのスキル/信頼できる専門家たちとの人脈を使って、夢や志の実現を目指している多くの人に気づきと安心を届け、みんなが自分の得意なことをやりながら、感謝でつながりあう世界を作りたい。

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