不安や心配事の解消方法
東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
いざ起業するとなると、いろいろな不安がでてくると思います。その不安は、心と体の健康を維持しながら、一つ一つ解消していきましょう。と言うことで、後編です。前編はこちら >>
ノートに書き出して解消していく
不安や心配事で、頭がいっぱいになってしまうこともあります。そんな時は、ノートとペンを準備して、6つのことをやってみましょう。
- 何が現実で、何が想像なのかを明確に分ける
- 今(現在)という瞬間にフォーカスする
- 心配事を具体的に書いてみる
- 予想される最悪の結果を書いてみる
- 最悪の結果を受け入れる覚悟をする
- 問題や課題に真摯に取り組み、解決法を考える
過去にフォーカスすると後悔してしまいがちです。未来にフォーカスすると心配してしまいがちです。
今この瞬間に集中する
人は「今」というこの瞬間にしか生きられません。その貴重な今という時間を「過去」や「未来」に使うのではなく、「今この瞬間」に集中することで、不安や心配事が減っていきます。現実と想像を区別することで、今起こっていることだけをみられるようになるのです。
さらに最悪の結果を認識して、受け入れると決めると覚悟ができます。今できることにフォーカスして、それに全力を注いでいきましょう。
とけい時間と心理的時間
ドイツの作家であるエックハルト・トールは、時間には次の2つの概念があるといっています。
【とけい時間】
…実用的な目的で活用する時間のこと
とけい時間とは、日常生活や仕事など実用的な目的で活用するもので、過去の出来事を整理したり、将来の予定や計画を立てたりするためなど、実用的な目的で活用する時間のことです。
【心理的時間】
…内的な時間、過去や未来を自分とみなしてしまうこと
一方、心理的時間は、内的な時間、人が心の中で焦点を当てている(フォーカスしている)時間のことです。
人間は「今」という時点に存在していても、心の中は「過去」にでも「未来」にでもいる(「過去」のことや「未来」のことを考える)ことができます。
そして、多くの人は、現在という「今」を生きているにもかかわらず、心の中(心理的時間)は「過去」や「未来」にいる、すなわち、「過去」や「未来」のことを考えていることが多いものです。
「今」にフォーカスし
「今」を精一杯生きる
心の平安が保たれていない時、心理的時間を「過去」や「未来」にしてしまうと、多くの場合次のようになってしまいます。
「過去」…悔やんでしまう
「未来」…心配してしまう
こうならないようにするためには、心理的時間を「今」にすることになります。
この「今」という時間に焦点を当て、「今」を一生懸命に生きることに集中すると、行動することにフォーカスがいくので、不安や心配が生まれにくくなります。また、「今、この瞬間」においては、問題がないことが多いです。心理的時間が「過去」や「未来」になっていると気づいたら、すぐに「今」に戻るようにします。
人生とは常に「今」展開しているものなので、今を精一杯生きることに集中することで、不安や心配は感じにくくなります。
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