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ASHITA Tax and Accounting Office

起業「知識」編 -経理・記帳-

約3分

東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。

今回のブログは、経理についてです。
個人事業主であっても、会社であっても、経理は必要になってきます。

経理・記帳の中でも一番大事なこととは

経理とは、会計や給与に関する事務全般のことを指しますが、その中でも一番大事なことは、事業に関連する取引を「簿記」というルールを使って記録する「記帳」という業務になります。よく「簿記を勉強した方がよいですか?」と聞かれます。

もちろん、時間があれば勉強してもよいのですが、経営者の方が簿記の細かい知識を知る必要はないかなと思います。事業を始めるときに、いきなり簿記の勉強を始めるのは時間がもったいないです。簿記については基本的なことがわかっていればよいので、そのことについて触れていきます。

もしも数字が苦手であれば、会計事務所や税理士さんにお願いして、出来上がったものをみればいいのです。会計事務所や税理士さんに頼むと、試算表が出てきます。この表の見方がわかるようにしておきましょう。

簿記と試算表

簿記には、5つの基本要素(資産・負債・純資産・収益・費用)というものがあるのですが、このうちの4つ「資産」「負債」「費用」「収益」の4要素が大切なので、これを押さえておきましょう。

簿記の基本要素↑

<簿記の基本要素>
資産:持っているもの、あとでお金になるものとお金
負債:借りているもの、あとでお金が出ていくもの
費用:使った内容
収益:もらった内容
(純資産:これらに当てはまらないもの)

【単式簿記と複式簿記】
また、簿記には単式簿記と複式簿記があります。青色申告をする場合、基本的には会計ソフトを利用して複式簿記で記録します。

  • 単式簿記:取引の原因や結果の一方のみを記録。簡単
  • 複式簿記:取引の原因と結果を記録。難しい

複式簿記の考え方↑

【試算表】
この複式簿記の考え方で記帳をしていった結果出来上がるものが試算表です。この試算表から「損益計算書」と「貸借対照表」が出来上がるのですが、見方については別日のブログ記事で詳しく説明します。

試算表:取引を記録した結果↑

次回は、会計事務所や税理士・会計士の役割についてお伝えします。

この記事を書いた人

白根 悠皓
しらねゆうや/神奈川県小田原市出身。東京都台東区の上野・御徒町で育つ。東京大学工学部 都市工学科 都市計画コース卒業。卒業後は東京海上火災保険にて、企業保険の営業と企業商品開発部門での業務に従事。その後、KPMGグループの監査部門、あずさ監査法人にて上場企業の監査や株式公開支援、内部統制構築アドバイスなどを実施。

あしたの会計事務所立ち上げ後、上場企業や成功している企業のノウハウを中小企業に役立てることを使命として、幅広い顧客を対象に業務指導等を行うと同時に、クラウド会計ソフトをはじめとしたITツールの導入等を通じて、個人事業主や小規模企業の決算業務効率化に注力している。

『公認会計士・税理士・経営支援責任者・売上UPコンサル税理士』 会計・税務・財務・コンサル・コーチングのスキル/信頼できる専門家たちとの人脈を使って、夢や志の実現を目指している多くの人に気づきと安心を届け、みんなが自分の得意なことをやりながら、感謝でつながりあう世界を作りたい。

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