東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
今回のブログは、経理についてです。
個人事業主であっても、会社であっても、経理は必要になってきます。
経理・記帳の中でも一番大事なこととは
経理とは、会計や給与に関する事務全般のことを指しますが、その中でも一番大事なことは、事業に関連する取引を「簿記」というルールを使って記録する「記帳」という業務になります。よく「簿記を勉強した方がよいですか?」と聞かれます。
もちろん、時間があれば勉強してもよいのですが、経営者の方が簿記の細かい知識を知る必要はないかなと思います。事業を始めるときに、いきなり簿記の勉強を始めるのは時間がもったいないです。簿記については基本的なことがわかっていればよいので、そのことについて触れていきます。
もしも数字が苦手であれば、会計事務所や税理士さんにお願いして、出来上がったものをみればいいのです。会計事務所や税理士さんに頼むと、試算表が出てきます。この表の見方がわかるようにしておきましょう。
簿記と試算表
簿記には、5つの基本要素(資産・負債・純資産・収益・費用)というものがあるのですが、このうちの4つ「資産」「負債」「費用」「収益」の4要素が大切なので、これを押さえておきましょう。
簿記の基本要素↑
<簿記の基本要素>
資産:持っているもの、あとでお金になるものとお金
負債:借りているもの、あとでお金が出ていくもの
費用:使った内容
収益:もらった内容
(純資産:これらに当てはまらないもの)
【単式簿記と複式簿記】
また、簿記には単式簿記と複式簿記があります。青色申告をする場合、基本的には会計ソフトを利用して複式簿記で記録します。
- 単式簿記:取引の原因や結果の一方のみを記録。簡単
- 複式簿記:取引の原因と結果を記録。難しい
複式簿記の考え方↑
【試算表】
この複式簿記の考え方で記帳をしていった結果出来上がるものが試算表です。この試算表から「損益計算書」と「貸借対照表」が出来上がるのですが、見方については別日のブログ記事で詳しく説明します。
試算表:取引を記録した結果↑
次回は、会計事務所や税理士・会計士の役割についてお伝えします。
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