東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
今日は、お金の流れ(増減)を知る方法をお伝えします。
資金繰りまたはキャッシュ・フローの把握
「お金の世界と会計の世界について」でお伝えしたとおり、お金の世界と会計の世界は違います。損益計算書の利益だけをみて経営を判断するのは危険です。
特にあなたが
- 金融機関からお金を借りている
- 大きな設備投資をしている
- 売上代金の回収に時間がかかる
などの場合は、資金繰りの管理が必要です。なぜかというと、このような場合、会計の世界のもうけ(利益)と、お金の世界のもうけ(収支)とが大きく異なっている場合が多いからです。
(「 お金の世界と会計の世界」を参照)
お金の流れ(増減)を知る方法として、「資金繰り表」または「キャッシュ・フロー計算書」というものがあります。これらは、現金や預金の収入と支出を区分ごと※に集計したものです。
※営業活動・投資活動・財務活動に分けます。
ただ、残念ながらこの「資金繰り表」または「キャッシュ・フロー計算書」は個人事業主や中小企業が作成を義務付けられている書類ではないため、普段目にすることがほとんどありません。会計ソフトを使っている場合には自分でこれを出力する必要があります。
また、資金繰りは過去を見るだけではなく、将来どうなるかという視点でも見なくてはいけません。この場合は自分で作成をする必要があります。
普段見ている試算表から作れる形式の資金繰り表のひな形を作成してみました。
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次回は、その他の経費管理についてです。
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