東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
ここでは、会計の世界で作られる資料「決算書」についてお伝えします。なお、決算書とは一般的な呼び方で、会社法では「計算書類」、金融商品取引法では「財務諸表」と言ったりします。
決算書
決算書とは、「事業の健康診断書」のようなものです。
そもそもは、利害関係者に事業に関連する情報(活動の結果や財産の状況等)を開示するために作成されるものです。
金融商品取引法では「貸借対照表」「損益計算書」「株式資本等変動計算書」「キャッシュ・フロー計算書」「附属明細書」の 5 つの書類のことを「財務諸表」として位置付けています。
すべての会社がこのすべての書類を作る必要があるわけではなく、必要な書類は会社の規模によって異なってきます。どの会社でも作る大事なものが「貸借対照表」と「損益計算書」になります。
アメリカのマーケティング戦略家アル・ライズ氏は、「経営者とは何か?」という問いに対して「財務諸表を読みこなせるマーケッター」だと答えています。
突き詰めると、経営に必要なものはマーケティングと会計と言えるのかもしれません。
簿記は分からなくてもよいですが、出来上がった決算書(特に貸借対照表と損益計算書)は読みこなせるようになってください。
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