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ASHITA Tax and Accounting Office

事業計画を作ってみる

約2分

東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
事業計画の構成についてです。

数値計画をまとめる

前回の作業で事業計画の作成に必要な材料がそろうので、これを使って事業計画を作成していきます。一般的に事業計画は下記の2つで構成されます。

1.定性情報

「経営者の熱意」や「経営者の経歴」を示し、事業がうまくいく可能性が高いことを示す重要な情報です。

2.定量情報

計数計画の前提条件と計数計画(設備投資計画、売上計画、人員計画、経費計画を踏まえた月次損益計算書は必須。状況に応じて月次貸借対照表や資金収支表またはキャッシュ・フロー計算書)を示したものです。

【事業計画のポイント】

◆内容について
「魅力」「根拠」「緻密」

  1. 魅力:起業の動機、ターゲット、商品やサービス⇒独自性や経営者・事業モデルの魅力を示す
  2. 魅力:事業に直接関係ないと思われるものでも、強みと思われるものはうまく事業と結び付けて記載するとよい
  3. 根拠:市場分析、実績⇒明確な数字で根拠を示す
  4. 緻密:売上や経費の根拠、借入金額、返済計画など⇒緻密であればあるほど信頼性が高い

◆作成について
「明瞭」「簡潔」「平易」

  1. 明瞭:第三者が読んでも分かるように(専門用語がある場合は注釈など)
  2. 明瞭:具体的な固有名詞をできる限り記載
  3. 明瞭:ポイントをはっきりさせる
  4. 簡潔:文章は短めに
  5. 平易:文章だけでなく、図表をつかってわかりやすく
  6. 平易:主語、述語、目的語などを明記

以上の情報だけで事業計画を作成するのは難しいかもしれませんので、関連する書籍を読んでみだり、融資支援等を行っている会計事務所や税理士と一緒に事業計画を作ってみるのもよいでしょう。

次回からは、「個人事業主」編です。

この記事を書いた人

白根 悠皓
しらねゆうや/神奈川県小田原市出身。東京都台東区の上野・御徒町で育つ。東京大学工学部 都市工学科 都市計画コース卒業。卒業後は東京海上火災保険にて、企業保険の営業と企業商品開発部門での業務に従事。その後、KPMGグループの監査部門、あずさ監査法人にて上場企業の監査や株式公開支援、内部統制構築アドバイスなどを実施。

あしたの会計事務所立ち上げ後、上場企業や成功している企業のノウハウを中小企業に役立てることを使命として、幅広い顧客を対象に業務指導等を行うと同時に、クラウド会計ソフトをはじめとしたITツールの導入等を通じて、個人事業主や小規模企業の決算業務効率化に注力している。

『公認会計士・税理士・経営支援責任者・売上UPコンサル税理士』 会計・税務・財務・コンサル・コーチングのスキル/信頼できる専門家たちとの人脈を使って、夢や志の実現を目指している多くの人に気づきと安心を届け、みんなが自分の得意なことをやりながら、感謝でつながりあう世界を作りたい。

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