東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
事業のためにお金をうらう2つの方法をお伝えします。
もらう
事業のためのお金をもらうことです。簿記の世界では「収益」にあたりますので、利益(所得)が残ったら税金を支払う必要があります。また、補助金や助成金は基本的には「後払い」になるので、先に支払うためのお金が必要になります(補助金をもらうために、融資が必要になる場合があります)。
⑴助成金をもらう
主に厚生労働省が雇用増加や人材育成のために支給されるもので、原則として返済不要です。受け取るための要件が決まっているので、業種や社員数など条件に合致していれば、ほぼ支給されるため難易度は低いです。
自分で手続するのが難しい場合は、社会保険労務士などに代行をしていただくことも可能です。
⑵補助金をもらう
国や地方自治体が新規事業や創業促進など、様々な政策目標を促進するために支給されるもので、原則として返済不要です。
補助金には予算が決められており、その応募期間も限られています。また政策実現のためのものであるため使用用途が限定されています。先着順で予算の上限までのものや、公募で定められた応募期間に応募して認定を受けると補助金の対象となるものなど、申請の方法は補助金により違います。審査があるので、申請したら必ずもらえるというものではありません。
また、原則、補助金は後払い(精算払い)なので、事業の実施後に必要書類を提出して検査を受けた後、受け取ることができます。もらう前に資金の準備が必要です。
なお、補助金や助成金はその種類は3,000以上あるとも言われています。全ての補助金・助成金を熟知している人はほぼいないでしょう。自分で調べられるといいですね。
・経済産業省・中小企業庁系の補助金
▶︎中小企業庁のHPをチェック
https://mirasapoplus.go.jp/
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/index.html
例)小規模事業者持続化補助金、IT補助金、ものづくり補助金
・厚生労働省系の助成金
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/joseikin_shoureikin/index.html
例)キャリアアップ助成金、人材確保等支援助成金
・地方自治体等の補助金・助成金
例)(東京都)創業助成事業
次回は、その他の資金の集め方についてお伝えします。
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