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ASHITA Tax and Accounting Office

もらう

約3分

東京都台東区の上野・御徒町で会計事務所をしております、白根悠皓(しらねゆうや)です。
事業のためにお金をうらう2つの方法をお伝えします。

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事業のためのお金をもらうことです。簿記の世界では「収益」にあたりますので、利益(所得)が残ったら税金を支払う必要があります。また、補助金や助成金は基本的には「後払い」になるので、先に支払うためのお金が必要になります(補助金をもらうために、融資が必要になる場合があります)。

⑴助成金をもらう

主に厚生労働省が雇用増加や人材育成のために支給されるもので、原則として返済不要です。受け取るための要件が決まっているので、業種や社員数など条件に合致していれば、ほぼ支給されるため難易度は低いです。

自分で手続するのが難しい場合は、社会保険労務士などに代行をしていただくことも可能です。

⑵補助金をもらう

国や地方自治体が新規事業や創業促進など、様々な政策目標を促進するために支給されるもので、原則として返済不要です。

補助金には予算が決められており、その応募期間も限られています。また政策実現のためのものであるため使用用途が限定されています。先着順で予算の上限までのものや、公募で定められた応募期間に応募して認定を受けると補助金の対象となるものなど、申請の方法は補助金により違います。審査があるので、申請したら必ずもらえるというものではありません。

また、原則、補助金は後払い(精算払い)なので、事業の実施後に必要書類を提出して検査を受けた後、受け取ることができます。もらう前に資金の準備が必要です。

なお、補助金や助成金はその種類は3,000以上あるとも言われています。全ての補助金・助成金を熟知している人はほぼいないでしょう。自分で調べられるといいですね。

・経済産業省・中小企業庁系の補助金
▶︎中小企業庁のHPをチェック
https://mirasapoplus.go.jp/
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/index.html
例)小規模事業者持続化補助金、IT補助金、ものづくり補助金

・厚生労働省系の助成金
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/joseikin_shoureikin/index.html
例)キャリアアップ助成金、人材確保等支援助成金

・地方自治体等の補助金・助成金
例)(東京都)創業助成事業

次回は、その他の資金の集め方についてお伝えします。

この記事を書いた人

白根 悠皓
しらねゆうや/神奈川県小田原市出身。東京都台東区の上野・御徒町で育つ。東京大学工学部 都市工学科 都市計画コース卒業。卒業後は東京海上火災保険にて、企業保険の営業と企業商品開発部門での業務に従事。その後、KPMGグループの監査部門、あずさ監査法人にて上場企業の監査や株式公開支援、内部統制構築アドバイスなどを実施。

あしたの会計事務所立ち上げ後、上場企業や成功している企業のノウハウを中小企業に役立てることを使命として、幅広い顧客を対象に業務指導等を行うと同時に、クラウド会計ソフトをはじめとしたITツールの導入等を通じて、個人事業主や小規模企業の決算業務効率化に注力している。

『公認会計士・税理士・経営支援責任者・売上UPコンサル税理士』 会計・税務・財務・コンサル・コーチングのスキル/信頼できる専門家たちとの人脈を使って、夢や志の実現を目指している多くの人に気づきと安心を届け、みんなが自分の得意なことをやりながら、感謝でつながりあう世界を作りたい。

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